今回のブログは
「【体位変換器の使い方】ポジショニングクッションタイプの体位変換器」
についてお話します!
ちなみに体位変換器・床ずれ防止用具については過去のブログで取り上げています
こちらもよかったら参考にしてみてください👇


ポジショニングクッションタイプの体位変換器とは
以前のブログのおさらいで
体位変換器の種類としては大きく分けて5種類
・ポジショニングクッション
・スライディングシート
・起き上がり補助装置
・エアーマットタイプ
今回はその中の「ポジショニングクッションタイプの体位変換器」について
ご紹介していきます
体圧分散効果のある素材のクッションタイプの体位変換器
クッションについている取っ手を使って体位変換作業を行います
名目は体位変換を行うことですが体位保持用としても使われます
月々のレンタル料金は150~300円くらい
(利用者負担割合1割の場合・料金はおおよそです)
ポジショニングクッションタイプの主な体位変換器
ポジショニングクッションタイプで主な体位変換器をご紹介すると…
アルファプラウェルピーHC(タイカ)
体圧分散性の優れた素材を中身に使用し
取っ手部分を使うことで楽に体位変換を行えます
クッションの種類はたくさん!
下記のようにいろいろな体の隙間に使うことで
ご利用者もリラックスした楽な姿勢で過ごすことができます
セロリ(モルテン)
こちらも持ち手を引っ張ることで簡単に体位変換ができるクッションタイプの体位変換器です
ムレにくい特殊なクッションビーズ素材を使用
種類はAタイプ(まくら型)とBタイプ(スネーク型)2種類です
ポジショニングクッションタイプは体位変換用というより体位保持用?
ポジショニングクッションタイプの体位変換器は
体位変換器というくくりに入っているものの
よりニーズとして高いのは
「体位変換」よりも「体位保持」かなと思っています
実際の福祉用具の使用例の中でも
車いす上で姿勢が崩れてしまう方や
ベッド上で下肢の拘縮が激しい方の体位を保つために
いろいろなポジショニングクッションを隙間に埋めて使われている方は多いです
これって体位変換ではなく姿勢を保つというニーズに非常に合っていて
それはそれで必要なものであると思っています
なので
私がよく思っているのは

体位変換を介護保険の種目として認めるだけでなく
体位保持にかかわる用具も介護保険の種目として認めてほしい!
実際に今回ご紹介したポジショニングクッションタイプの体位変換器は
もともと体位保持用のポジショニングクッションとして商品化されていましたが
体位変換器として認定してもらうために
後付けで取っ手部分がつけることに・・・
という涙ぐましい企業努力があったりしています

体位保持自体が立派なニーズとして存在している以上
体位保持にかかわる福祉用具も堂々と
介護保険レンタルの種目として認めてもらいたいな
と思ったりしています
体位変換器選びはケアマネジャー・福祉用具専門相談員へぜひご相談を!
というわけでいろいろと体位変換器についてあれこれ書いてみましたが
体位変換器選びをする際は
知識・経験も豊富なケアマネジャーさんや
福祉用具専門相談員の方を頼ってみて下さい
きっとその方により合った機種選定をしてくれるはずです!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました!
もしよかったらこちらもみてみてください!
👇過去のブログです
👇介護の三ツ星コンシェルジュさんでコラムも書いています
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