介護ベッドでよい寝心地姿勢を保つには?「セミファーラー位」

介護ベッド
スポンサーリンク

【介護ベッドでよい寝心地姿勢を保つ!「セミファーラー位」について】

【AmazonオーディオブックAudible – 音声で本を聴く新体験】

国内最大級の特定事業所加算「取得」「運用」を代行する「プロサポ」が提供するメディア
訪問介護、通所介護などのお役立ち情報・書式を多数掲載!『けあタスケル』

【毎日、洗える、マットレス。】

こんにちは!

・介護ベッドで快適にすごす姿勢ってどんな姿勢なの?
・介護ベッドって起きたり立ったりする以外にどんな使い方があるの?
・介護ベッドをより使いこなせるように知識を深めたい!

こういう悩みをもたれた方向けの記事です

介護ベッドは電動モーターを使って
・背もたれ
・足
・ベッド全体高さ
の上げ下げが出来るようになっています

他にも変り種の機能としては
・椅子の姿勢に近づくようにベッド全体が足側に傾く

 

・寝返りの補助

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

自動寝返り支援ベッド 固定脚 / FBN-640 AN-BNJJ 29JJ フランスベッド
価格:715,000円(税込、送料無料) (2024/1/21時点)

楽天で購入

 

などなど
色々な機能があったりします

ということで
介護ベッドではこれらの機能をつかって
・起き上がりの補助
・立ち上がりの補助
・介護者の介護負担軽減
といった効果が得られるというイメージが
真っ先に思いつくかと思いますが
忘れてはいけないのが
寝ている際の快適な姿勢保持のことです

実際に
起き上がったり立ち上がったりするタイミングって
1動作が数十秒だけであり
起居動作ってほんの一瞬の動作なのです

一日ほぼベッドで過ごす方にとっては
実は日ごろベッド上で過ごされる際の姿勢が結構大事だったりする
と私自身思っていたりします

いうことで今回のブログは
長年福祉用具の仕事を続けてきた私の経験から
移乗介助で困られている方向けに
「介護ベッドでよい寝心地姿勢を保つには?「セミファーラー位」について」

というテーマで
実は結構重要だったりするベッド上での姿勢について
お話ししていきます!

ちなみに介護ベッドの種類と特徴については
下記ブログで取り上げていますので
こちらもよかったら参考にしてみてください👇

機能・サイズ・介助バーなどの付属品は?【介護ベッドの選び方・ポイント】(介護保険レンタル)
介護ベッドを選ぶ際のポイントって何だと思いますか?この記事では介護ベッドを選ぶ際にどんなところを注目していくべきか、どんなところに気を付けるべきかについて詳しくご紹介しています。介護ベッドが必要、でもどんな機種を選んだらいいのかわからない!という方はぜひ記事をご覧ください!

快適な寝る姿勢としておススメ「セミファーラー位」

ベッドを使われる際に
寝る姿勢として
脱力してリラックスして過ごされる姿勢として
セミファーラー位という姿勢があります

セミファーラー位とは

”ベッドの背もたれを15~30度くらいまで上げて過ごす姿勢”

のことです

介護ベッドって
起きるときは背中をガッツリ上げて
寝るときはフラットまで下げて
という使い方のイメージが
あるかと思いますが
実は
少し背も上げた状態で寝るのが
結構いい感じです

実際に使われている方も
別にセミファーラー位を教えたわけでもなく
少し背を上げて使っている人が
そこそこいたりします

背上げ角度も30度より浅い角度であれば
体がズルズル滑っていくこともなく
お尻に上体の体重が掛かりすぎて床ずれ…ということもなく
いい姿勢が保たれると思います

もう一つの姿勢「ファーラー位」について

ということで

福祉用具屋さん
福祉用具屋さん

快適に寝るにはセミファーラー位がいいよ

ということをご紹介しましたが
もうひとつの姿勢
「ファーラー位」についても
簡単にご紹介します

ファーラー位とは
背もたれを45度に上げる姿勢

この姿勢の効果としては
寝心地よりも
起きた姿勢の保持の意味合いが強いです

逆流性食道炎のある方など
お食事を摂った後に
座位姿勢を保持するために必要な姿勢です
(正直セミファーラー位でもある程度カバーできるような気もしますが)

上体の重みがお尻に集中してしまうので
床ずれのリスクが高い方には
長時間この姿勢でいることはお勧めしません

背もたれを水平位置まで下げる際の注意点

背もたれを水平位置まで下げる際は
水平より更に下に下がっている感覚に陥りやすいので
注意が必要です

電動ボタンで背もたれを下げながら
ご利用者に

福祉用具屋さん
福祉用具屋さん

水平だと思った位置で手を挙げて下さい

と伝えて実際にやってもらうと
ほぼ100%の人が
まだ背が下がり切っていない位置で手を挙げられます
(角度も10度とか15度くらいの高さで挙げられたりします💦)

人間の平衡感覚がそう感じてしまうためで
骨盤をプルプル揺らしながら背下げをすることで
そのような錯覚は軽減できるのですが
一応知っておくといいかなと思い情報共有させて頂きました…

快適な起きている姿勢は

ベッド上で起きた姿勢で過ごす際ですが
正直なところ
快適な姿勢は困難かと思っています

どうしてもベッド上の起きた姿勢は
・長座位(足を伸ばして上体が起きた姿勢)
・体育座り姿勢(膝を曲げて上体が起きた姿勢)
になります

更に
ベッドの背もたれは
上げきった角度が70~80度くらいで
垂直位置まではいかない設定になっています

なので
食事を摂る場合には
背もたれが寝ている為前傾姿勢に移りづらく
食事もとりづらい姿勢となっています

膝曲げが効いたままだと
おなかへの圧迫もすさまじく
ベッド上で快適な姿勢は正直困難ですね

できれば
端座位姿勢(ベッド横に腰かける姿勢)に移行してもらえれば
ベッド上でも快適な姿勢にまだなるのかなとは思いますが
端座位まで姿勢を移行させることが困難な方もいるので
なかなか悩ましい…

ちなみに
パラマウントベッドの
楽匠プラス・楽匠Zシリーズであれば
ベッド全体が足元に向けて傾くので
ベッド上でも
前傾姿勢(椅子に座っているような姿勢)に近づけることはできます

お休みする際は快適な姿勢で!

私たち健常者でも
枕が合わなかったり
布団が合わなかったりすると
眠れなくなったり
睡眠が浅くなったりして
寝不足やストレスなどに
つながってしまいます

私たちですらそうなのですから
体が不自由なお年寄りにとっては
寝るときの環境整備はとても重要です

今後の生活への不安に加えて
寝る環境が合わない状況になってしまっては
それこそ
眠れなかったり
浅い眠りで
翌日の生活に支障が出てしまいます

良質な睡眠をとる事は
人間にとって
とても大事だと思っているので
介護ベッドでも快適な睡眠をとれるように
セミファーラー位などの快適な姿勢で
過ごしていきましょう!!

 

 

ということで
ベッド上の姿勢を快適にしていく為に機能を使いこなすには

ということでお話しさせて頂きました

ベッド上姿勢で困られている方にとって少しでもお役に立てればと思います!

 

 

 

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました!

もしよかったらこちらもみてみてください!👇

●介護の三ツ星コンシェルジュさんのコラム
https://kaigo.jp/writer/entry/130/

●note
https://note.com/kaigoyouhin1

ではでは

【AmazonオーディオブックAudible – 音声で本を聴く新体験】

国内最大級の特定事業所加算「取得」「運用」を代行する「プロサポ」が提供するメディア
訪問介護、通所介護などのお役立ち情報・書式を多数掲載!『けあタスケル』

【毎日、洗える、マットレス。】

コメント

タイトルとURLをコピーしました