今回のブログは
「背もたれ用車いすクッションの使い方」
というテーマでお話ししたいと思います
ちなみに車いすクッションの種類や機能については
過去のブログで取り上げています
こちらもよかったら参考にしてみてください👇


【再掲】車いすにクッションが必須な理由
以前のブログからの再掲です👇
https://kaigoyouhin1.com/kurumaisukusshonhissu/
車いすは「車」+「いす」
超ざっくりに言ってしまうと
車いすとは
「車輪付きのイス」のことですね
ちなみに
普段皆さんが使っているイスって
ほとんどが
何かしらのクッション材が
付いていると思うのですが
車いすのイス部分って
布地のハンモックシートで
出来ていることがほとんどです
(特にクッション性もないイスです)
こんなクッション性のない車椅子の
イス部分って
長時間座るには過酷なイスである事は
容易に想像がつくと思います
たとえば
車いすから車輪を外して
イスの状態にして
そのイスで一日座って過ごしてください
と言われたら

正直それはしんどいな…
なんて
思ってしまうのではないでしょうか
もしくは
映画館のイスが
全席車いすのイスで出来ていたら…
とにかく
車いすに使われているイス部分って
座り心地という部分では
劣悪なイスである
ということを
まずは理解して頂きたいです
せめて座面にはクッションを敷いて
少しでも
座り心地の改善を図ってもらいたい!
と思っています
背もたれ用の車いすクッションについて
これまでのブログでは
座シートタイプの
車いす用クッションについて
お話してきましたが
背もたれ用の車いすクッションも
介護保険レンタルが可能です!
車いすの背もたれも
座シートと同様ハンモック状のシートです
なので
背中部分ももたれてみて
決して快適とは言えません
さらにもたれると
当然ですがたわみが発生します
その際
どうしても猫背のように
背筋が伸びづらい姿勢になりやすい…
(円背を助長するリスクも💦)
姿勢保持や
背もたれの快適性だったり
背骨の突出部の床ずれ予防
といった効果につながるのが
背もたれ用クッションです
背張り調整機能付の背もたれであれば
不要かもしれませんが
一枚物の背もたれの場合であれば
背もたれ用クッションもあると
より快適に過ごすことができます
レンタル料金は
月々100~300円くらい
(利用者負担割合1割の場合・料金はおおよそです)
主な背もたれ用クッションをご紹介
それでは
主な背もたれ用クッションをご紹介します!
FCフィット(アイソネックス)
背中用と腰用の2種類があり
どちらか片方
もしくは両方を背もたれに取り付けて
使います
両サイドのパッドが体を優しくつつみこみ
体幹の横への傾きを防いだり
お尻と背もたれの隙間を埋めてずっこけ座りを防いだり
安定した姿勢保持につなげることができます!
アウルサポートバッククッション(加地)
アウルサポートバッククッションは
エクスジェルを使用し
圧分散効果のある背もたれ用クッションです
特に背骨が突出している方は
背もたれに当たると痛かったりするのですが
このシートのジェル部分が優しくサポート!
さらに両サイドのパッドは取り外し可能で
本人の体に合った場所に付け替えることができます!
モニートREHA(加地)
モニートREHAは
特に円背(背骨が丸まっている姿勢)の方に
使っていただきたいクッションです
座シートの後方に少しだけ背もたれクッションがくっついた
背座一体型のクッションなのですが
この少しだけ飛び出た背クッションが
丸まった背中の隙間を優しく埋める役割になっていて
細かい調整をしなくても
骨盤をサポートし
前ずれを防ぐことができます!
背もたれ用クッションは座面クッションと併用しましょう
ということで背もたれ用クッションについて
いろいろとご紹介してきましたが
背もたれ用クッションを敷く際は
座面のクッションを必ず併用するようにしましょう
というのも

姿勢の崩れは土台部分から!
お尻(骨盤部分)が安定していなければ
背もたれ用クッションの効果も
半減してしまうからです!
いくら背もたれ部分を充実させても
お尻が前にずれてずっこけた姿勢になっては
元も子もないですからね…
長時間車いすで過ごす方にとっては
クッションを使うことのメリットは
計り知れないので

背もたれ用クッションを使うなら座クッションもね!
ということでクッションを有効的にお使いください!!
ということで
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
もしよかったら
こちらもみてみてください!
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コラムも書いています
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