【車いすの姿勢の崩れの原因と対策】姿勢が横に傾く場合どうすればいい?

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【車いすの姿勢の崩れの原因と対策】姿勢が横に傾く場合どうすればいい?

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こんにちは!

・車いすのご利用者さんの姿勢が横に傾いてしまって…どうすればいいの?
・車いす上の姿勢の傾きってなぜ起こるの?
・車いす上で正しく姿勢を保つ方法を知りたい!

こういう悩みをもたれた方向けの記事です

車いすで日中過ごされるおばあさん

しばらく時間が経つと
いつのまにか体が横に傾いてた!
なんて場合があったりします

そして介助の方が姿勢をまっすぐに戻すのですが
また時間が経つと体が傾いてくる・・・

こんな作業の繰り返しで介助者さんも疲れてしまったり・・・

結構ありがちな話です

福祉用具屋さん
福祉用具屋さん

ご本人も傾きたくて傾いている訳ではないので
このような状況はつらいですね・・・

ということで今回のブログは
長年福祉用具の営業の仕事を続けてきた私の経験から
「【車いすの姿勢の崩れの原因と対策】姿勢が横に傾く場合どうすればいい?」
というテーマで
お話ししていきます!

ちなみに車いす上の姿勢にまつわる記事についても過去のブログで取り上げています
こちらもよかったら参考にしてみてください👇

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横に姿勢が傾くのはなぜ?

冒頭でも書きましたが

車いすに座っているご利用者さん

時間が経つと
体が横に傾いてしまう!

介助の方が姿勢を戻しても
時間が経つとまた体が傾いてくる・・・

なんてことがよく起こります

このような横への姿勢の傾きについては
たとえば

・半身マヒによる筋力の左右不均衡
・座った際の左右非対称な骨盤位置や背骨位置

といった理由が考えられます

半身マヒによる筋力の左右不均衡

マヒ側には力が入らず
左右の筋力の入り具合に差がでることで
マヒ側の傾きが発生します

座った際の左右非対称な骨盤位置や背骨位置

長年過ごされてきた姿勢から
背骨が左右に曲がってしまったり(側弯)
骨盤が左右非対称になっていたり
という状況による原因です
骨盤や背骨の傾きは
上半身の左右の傾きを起こしてしまいます

他にも原因はあったりするのですが
左右への傾きはそれぞれ理由があって発生してしまいます

ではどうすれば
車いす上での横方向への姿勢の傾きを軽減できるのかについて
私なりの解釈でお話ししてみたいと思います

横への傾きを防ぐ為には骨盤の安定性が重要


👆よい姿勢を保つには骨盤の安定性が重要!

車いす上で横への体の傾きを防ぐ為に
まずは
「骨盤が左右対称の状態で奥深くに座れているか」
をチェックしましょう

座位姿勢において
骨盤の安定性は非常に重要です
骨盤が左右非対称の状態で座ると
骨盤の上に乗っかっている背骨部分は左右どちらかに傾きやすくなります
筋力のある人であれば
左右の傾きを防ぐ為に筋力を使って真っすぐな姿勢を保つことが出来るのですが
(それはそれで無駄な筋緊張を生むのであまりよろしくはないのですが)
筋力の少ないお年寄りの場合だと
そのまま左右に体が倒れやすくなります

骨盤の安定性の為に重要な車いすの設定

では骨盤を安定させる為に重要な要素についていくつかご紹介します

「座クッション」&「背もたれの張り調整」


車いす座面用のクッションを敷いて
そこに奥深く座ることで
お尻を下からしっかり支え
さらに背もたれの骨盤上部
(丁度ズボンのベルト位置あたり)
の張り調整をしっかりきつく張ることで
骨盤の前傾を防ぎ
さらに骨盤を立たせた状態で安定させることができます

👆モジュール車いすM2の背張り調整機構(出典:オットーボックジャパンホームページ)

背もたれ用クッションの併用

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車いす用クッションは座面用だけでなく
背もたれ用もあります
大体どのタイプも背中部分のクッション性に加えて
左右両端にパッドがついていて
体が横に倒れにくいようになっています
骨盤を立たせるだけでは不安定な場合は
背もたれ用の車いすクッションの併用が効果的かもしれません

ひじ掛けの最適な高さ調整


👆モジュール車いすM2の肘掛調節機構(出典:オットーボックジャパンホームページ)

車いすのひじ掛け部分の高さが本人の腕の高さに適合しているかどうかも重要です

肘掛が低すぎると腕を支える部分と腕の高さが合わなくなり
楽な姿勢を…ということでどちらかの腕を低いひじ掛け位置まで持ってくることになり
結果上半身が横に傾いてしまいます

あまりおススメできない車いすの設定

他にも下記のような設定の仕方がありますが
下記の2点はあまりおススメではありません

車いすの背もたれをすこし倒して使う

モジュールタイプの車いすやリクライニングタイプの車いすは
背もたれ角度をより寝かせた姿勢で過ごす設定が可能です
上半身の姿勢が立った状態だと横への傾きが発生しやすい為
背角度を少し寝かせてあげるだけで
横への傾きを回避することができます

おススメしない理由

背もたれを寝かせれば体の傾きは回避できるが
背を倒した姿勢だと車いす上で活動的な動きがしづらくなる
(体が横に傾くから車いすの背角度を倒そうというのはちょっと考えが安易です…)

車いすの背もたれ部分全体の張り調整を緩く設定する

車いすの背もたれ部分は張り調整ができるものがあります
その張り調整を全体的にゆるくすれば
上半身がたわんだ背もたれ部分にスポッと治まるような状態になり
体が横に傾きづらくなります

おススメしない理由

背もたれの張りをゆるくすれば
確かに体が背もたれにスポッと治まり安定しますが
背もたれフレームと上半身が干渉して痛みが発生したり
ひどいと床ずれ発生のリスクにもつながります

ガチガチに姿勢を固めるのもどうしたものか

ということで
色々な方法について書いてきましたが
車いす上でアクティブに過ごすことと
姿勢を保持すること
この二点を両立させることは結構大変だったりします

活発に活動するためには上半身はある程度自由に動かせられる環境にすべきなのですが
その分体が横に傾きやすくなります
逆に上体が安定するように設定すると
体の自由度が減少してしまい
車いす上でアクティブに過ごすということがしづらくなってしまいます

相反する事柄なので
なかなか難しい部分ではありますが
出来る限り
車いす上でも正しい姿勢を保ちつつ
アクティブに上体が動かせられる設定にしていくことが重要!
その為には車いす適合について詳しい福祉用具専門相談員に相談してみるといいかと思います!
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ということで
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

もしよかったら
こちらもみてみてください!
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コメント

  1. じそう より:

    僕は、バケットシートと脇と肩のパットで姿勢保持と動きやすさを両立出来ないか、考えたことがありますが、コストの面で採用できませんでした。

    • じそうさん
      コメントありがとうございます!
      上体のホールド性と動きやすさの両立はなかなか難しいですよね…
      しかしながら流石のアイデア力ですね!
      またいいお知恵があれば共有していただけるとありがたいです!

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