脇に食い込ませて使うのは間違いです!【松葉杖の使い方・特徴・注意点】
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こんにちは!
・松葉杖を使う上での注意点って何?
こういう悩みをもたれた方向けの記事です
松葉杖は脇下に挟んで使う一般的にもお馴染みな杖です
足を骨折された方や
片足切断された方の歩行補助として幅広く使われています
状況によってですが
左右両側で使われたり
片側のみで使われたりします
ということで今回のブログは
脇に食い込ませて使うのは間違いです!【松葉杖の使い方・特徴・注意点】
というテーマで
松葉杖についてお話ししていきます
ちなみに杖全般の種類と特徴については過去のブログで取り上げています
こちらもよかったら参考にしてみてください👇
松葉杖は使う上での注意点がある
先ゴムの減りは早いのでメンテナンスが重要
松葉杖は他の杖に比べて
体重をしっかり支えて使うため
杖先ゴムの摩耗も早いです
特に屋外で使われる場合は
アスファルトなどの路面をしっかり先ゴムが食いついて安全な歩行を支援しますので
相当早い段階で杖先ゴムが摩耗します
なので
レンタルで使用されている方であれば
福祉用具事業者さんの定期的なアフターフォローの対応も
場合によっては短いスパンで行ってもらい
マメに杖先ゴムを交換してもらうようにしてください
福祉用具事業者さんのアフターフォロー(定期的なモニタリング訪問)は
だいたいどの事業者も半年に1度くらいのペースですが
松葉杖の先ゴムの摩耗は
早い人だと半年では摩耗しきって杖のパイプがむき出しになっている場合も…
ちなみに杖のパイプがむき出しになった状態で使い続けると
杖を突いた際に滑りやすくなり
せっかく歩行支援で杖を使っていても
滑って転倒 → 骨折 → 入院 → 安静にして体が弱る → 寝たきり・・・
なんていう悲しいことが起こります
松葉杖の使用の際は先ゴムの摩耗に気を付けながら
早めの先ゴム交換をしていきましょう!
脇に食い込ませて使うのは×
松葉杖を使い方として
脇の下に食い込ませるように挟み込んで使用する!
と思い込まれている方をよく見かけますが
これは間違いです!
正しくは
脇の下から指3〜4本分くらい隙間を空けて上体と腕で挟み込んで使う
です!
脇の下に食い込んだ状態での使用については
脇の下部分に大きな圧迫を与えてしまったり血流を止めてしまったりして
決して良くない使い方です
脇の下だけでなくもともと関節(肘・膝など)の内側の圧迫は
神経の圧迫や血流を悪くするリスクがあるので
無用な圧をかけないように注意しましょう
また松葉杖のグリップの高さですが
こちらはほかの杖と同じく
あくまで目安ですが
・大転子部の高さ(足の付け根の左右の骨…ちょっとわかりづらいですが)
・尺骨・橈骨(手首の骨が出っ張った部分)の高さ
・体から約15㎝前方に杖を突いた際に
肘が約30度くらい前方に曲がる設定のグリップ高さ
あたりが最適な高さと言われています
最適な高さになるよう調整して使いましょう
適切な福祉用具の微調整は担当の福祉用具専門相談員にご相談ください!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました!
もしよかったらこちらもみてみてください!👇
●介護の三ツ星コンシェルジュさんのコラム
https://kaigo.jp/writer/entry/130/
●note
https://note.com/kaigoyouhin1
ではでは
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