つり具(スリングシート)の種類・特徴・選び方をご紹介!【移動用リフトの使い方】
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こんにちは!
・抱え込んでの乗り移りは本人も怖がるし、介助する方も腰痛になってしまいそうで…
・本人も介助者も安心して移乗を行うにはどうすればいいの?
こういう悩みをもたれた方向けの記事です
今回は以前にご紹介した「吊り上げタイプのリフト」4種類
・据置式(ベッドをくぐらせて使う)
・床走行式(キャスターが付いていてリフト自体を動かして移乗操作する)
・お風呂用リフト
これらの「つり上げタイプのリフト」を使っていくうえで必要となる
スリングシート(つり具)の種類と特徴
というテーマでお話ししていきます
ちなみに移動用リフト全般については下記ブログで取り上げています👇
吊り上げタイプのリフトについて
吊り上げタイプのリフトって何?
という方のためにご紹介すると簡単にご紹介すると
吊り上げタイプのリフトは
・ベッドから車いす
・ベッドからポータブルトイレ
といった移乗を行う際に使うリフトのことです
リフト本体にはハンガーがついていて
ご利用者にスリングシートと呼ばれる吊り具を装着し
シートをハンガーに取り付けて移乗元から移乗先まで吊り上げて移乗させる商品です
無理して抱え込んでの人力移乗とは違い
ご利用者にも介助者にも体に優しい移乗を可能にしてくれる商品です
スリングシート選びはとても重要
つり上げタイプのリフトではスリングシートを必ず併用して使うことになります
移乗を行う上でリフト選びは非常に重要ですが
それと同じくらい
いやそれ以上といってもいいくらい
スリングシート選びは重要です
快適な移乗が行えることでご本人・介護者の方ともども生活の質の向上につながってハッピーに!
しかし合わないリフト・スリングシートでは移乗が逆にやりづらくなったりして
生活の質の向上どころの話ではなくなってしまいます
スリングシートはいろいろな種類があるので
全体感をまずは把握していただき
そのなかで最適なシートはどれなのかをぜひ考えてベストな導入につなげていきましょう!
スリングシートの種類と特徴
ということで前置きが長くなってしまいましたが💦
スリングシートの種類と特徴についてお伝えさせていただきます
主なスリングシートの種類は下記のとおり5種類です
・シート型
・トイレ用
・ベルト型
・シャワーキャリー型
ちなみにスリングシートは介護保険特定福祉用具購入の対象品です
金額はさまざまですが4,000~7,000円くらい?
(利用者負担割合1割の場合・料金はおおよそです)
各種類について簡単にご説明しますと…
脚分離型
脚分離型のスリングシートの大きな特徴としては
座った状態でつけ外しができることです
シートで背中を覆い
両太もも裏からシート足側を通して交差させてリフトのハンガーにひっかけて使います
座ったままでのつけ外しができるので便利ですが
その分つけ外しの操作は結構面倒だったりします
脚分離型スリングシートのブログ記事👇👇
https://kaigoyouhin1.com/suringusitokyakubunri/
シート型
シート型スリングシートはベッド上のシーツ交換の要領で
ご本人が寝た状態でシートをつけ外しします
シート型は座った状態ではつけ外しできないので
車いすに移乗させた後もシートはついたまま使用します
つけ外しはシーツ交換と同じ要領なので比較的簡単ですが…
シート型スリングシートのブログ記事👇👇
https://kaigoyouhin1.com/suringusitositogata/
トイレ用
トイレ用スリングシートはつけたままズボンの上げ下ろしができるようになっており
ポータブルトイレへの移乗に便利です脚分離型と同様座ったままでつけ外しができます
しかし体への接地面が少ないため
つり上げた際の体への圧迫が強くて不快だったりします
トイレ用スリングシートのブログ記事👇👇
https://kaigoyouhin1.com/suringusitotoiregata/
ベルト型
ベルト型スリングシートは
背中部分と太もも裏部分の2つのベルトでつり上げる非常にシンプルなタイプです
体を支える部分は最低限
つけ外しも超簡単ですが
ご本人の吊り上げられた際の圧迫も非常に強く
不安定なので
私は個人的にはあまりお勧めしません・・・
ベルト型スリングシートのブログ記事👇👇
https://kaigoyouhin1.com/suringusitoberutogata/
シャワーキャリー型
シャワーキャリー型スリングシートは
シャワーキャリーとしても使えるタイプです
車輪がついていて寝室から浴室に移動でき
浴室でリフトでつられる際は
イス部分と車輪部分が分離してそのまま湯舟に浸かることができます!
ハイバッグとローバッグ
ハイバッグ
首までおおわれているタイプです首の支えが必要な場合や
背上げ機能のないベッドからそのままつり上げる場合に使います
ローバック
背中の肩あたりまでしかおおわれていないタイプです
首の支えがご自身で出来る場合や
背上げ機能を使って
ベッドで体を起こしてから吊り上げる場合にはこのタイプでいけます
サイズ
あとスリングシートにはサイズがあったりします(S.M.Lなど)
スリングシートのサイズ選びで重要なのは…
大は小を兼ねないこと!
大は小を兼ねるという格言?があったりしますが
スリングシートにはそれは当てはまりません
体の小さい方が大サイズのシートを使うと
体がお尻からすりぬけて落下してしまったりといった重大な危険にもつながってしまったりします
逆に体の大きい方は小サイズのシートは窮屈になり圧迫感もひどく無理に使ってはいけません
体格に合った適正なシートサイズを選ぶようにしましょう
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました!
もしよかったらこちらもみてみてください!👇
●介護の三ツ星コンシェルジュさんのコラム
https://kaigo.jp/writer/entry/130/
●note
https://note.com/kaigoyouhin1
ではでは
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