柔らかいマットで褥瘡を防ぐ!【床ずれ防止用具の選び方・種類・特徴】
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こんにちは!
・床ずれってどうやって防ぐのか知りたい!
・床ずれ防止用具の種類を知りたい!
こういう悩みをもたれた方向けの記事です
在宅介護をしていく上で
床ずれは非常にやっかいな問題です
・もし床ずれができてしまったら、すぐに対処!すぐ治療!
この二点が非常に重要です!
ということで今回のブログでは
「柔らかいマットで褥瘡を防ぐ!【床ずれ防止用具の選び方・種類・特徴】」
というテーマで
床ずれとは何か?
床ずれ防止用具ってどんな種類があるのか?
についてお話します!
ちなみに床ずれ防止用具に関連の深い福祉用具の種目については過去のブログで取り上げています
こちらもよかったら参考にしてみてください👇
床ずれについて
まずは「床ずれ」そのものについてご説明させていただきます
そもそも床ずれとは
そもそも床ずれって何?
ということで簡単にお話しすると
床ずれは骨の出っ張っている部分(お尻の仙骨・骨盤の左右の大転子部・かかと・くるぶしなど)に圧がかかり続けることで
血行が悪くなり
皮膚組織が死んでしまった状態のことを言います
寝たきりの方など
骨の出っ張り部分の圧を自力で逃がすことができない場合に発生しやすいです
床ずれができるとどうなるの?
床ずれ発生の流れとしては
まず骨の出っ張り部分に圧がかかり続けることで血行不良となり
皮膚が赤くなってきます(発赤)
さらい圧がかかり続けることで
皮膚が黒ずんできたり
皮膚が破れてしまったり・・・
(ちょうど靴ズレのような状態です)
床ずれの厄介なところは
一度発生してしまうと完治するまでに長期間かかってしまうことです
なかなか治りづらかったりするので
普段の介護に加えて床ずれの治療もとなると本人の負担も介護者の負担も大きく
できる限り床ずれを発生させないための予防策が重要であり
「床ずれ防止用具」が必要になってくるのです
床ずれ防止用具の種類
それではここからは
床ずれ防止用具の種類と特徴について説明していきます
床ずれ防止用具の種類は大きく分けて
「マットレスタイプ」と「エアーマットタイプ」の2種類
それぞれについてお話していきます
マットレスタイプ
マットレスタイプは
体圧分散効果のある素材のマットレスです
比較的自力で動くことができて
しかしながら
床ずれ発生リスクが高い方が対象になります
(やせ型で骨が出っ張り気味の方が対象)
月々のレンタル料金は500~800円くらい
(利用者負担割合1割の場合・料金はおおよそです)
マットレスタイプのブログ記事👇👇
https://kaigoyouhin1.com/mattoresutaipu/
エアーマットタイプ
エアーマットタイプは
空気で出来たマットで
マットレスタイプよりも大きな圧分散効果があります
自力で動くことが困難で
より床ずれリスクの高い方が対象となります
(寝たきりの方など)
月々のレンタル料金は600~1200円くらい
(利用者負担割合1割の場合・料金はおおよそです)
エアーマットのブログ記事👇👇
https://kaigoyouhin1.com/eamattotaipu/
注意点:マットの上には薄手のシーツを敷いて使いましょう
床ずれ防止用具を使う際の注意点として
マットの上には薄手のシーツを敷くようにしてください
時々厚めのマットを上に敷こうとしたり
床ずれ防止用具の上に敷布団を敷こうとしたりする方がみえますが
絶対にやめましょう!
床ずれ防止用具のせっかくの圧分散効果が台無しになってしまいます・・・
床ずれ防止用具の導入は頭を悩ませます・・・
床ずれ防止用具の選定については
他の福祉用具に比べて頭を悩ませる機種です
床ずれ発生はあっという間!
床ずれは発生するときはあっという間です
一晩様子を見てから導入するか決めましょうか?
のスピード感では遅いくらい…
床ずれができそうなので床ずれ防止用具を導入してください
との依頼があった場合
できるだけ早急に(それこそ依頼が入った当日中に)導入するように心がけたりしていました
マットレスタイプにすべきかエアーマットタイプにすべきか
ご利用者さんとの相談の結果
床ずれ防止用具を導入しましょう!
となった場合
・本人の自発的な動き
に加えて
・本人の栄養状態
・ベッドの使い方
(発赤ができた状態で背上げをした際のズレ力であっという間に床ずれ発生してしまうリスク有!)
などの状況を踏まえて
マットレスタイプにすべきかエアーマットタイプにすべきかを考える必要があります
このような複数要素を絡めながら適切な選定を行うことって結構難しかったりします
例えば・・・
退院直後であまり動けないけど
今後回復して自力で動けるようになる見込みであれば
自発的に動きやすいマットレスタイプにすべき
ですが・・・
今の状況で行くとマットレスタイプでは床ずれが再発してしまうかも・・・
じゃあエアーマットタイプを導入しようとなると
床ずれ発生は防げても
本人の自発的に動く動作が阻害されてしまって
せっかくの残存能力が失われてしまったり
回復も遅れてしまうのではないか・・・
なんていう葛藤がよくあったものです
医学的な見地が必要だったり
床ずれ発生の原因をつかむこともなかなか難易度が高かったりすることで
正しく適切な商品選定ができるかどうか
いつも試行錯誤です
できるだけ正しく的確な情報を基に
その人に合った機種を導入し
さらに導入後数日はその機種がきちんと適合しているかの確認もしながら
本人にとって不都合が生じないように
ご利用者さん側と福祉用具相談員で連絡を取り合って確認していく必要があると思っています!!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました!
もしよかったらこちらもみてみてください!👇
●介護の三ツ星コンシェルジュさんのコラム
https://kaigo.jp/writer/entry/130/
●note
https://note.com/kaigoyouhin1
ではでは
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