ベッド・廊下など工事不要で手軽に使える!【置き型手すりの選び方・種類・特徴】
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こんにちは!
・手すりを付けたいけど工事は仰々しくていやだ!
こういう悩みをもたれた方向けの記事です
置き型手すりって何?
という方もいるかもしれないので
簡単にご紹介すると
必要な場所に置くだけで使える手すりの事です
介護保険レンタル対象商品であり
月々200~400円くらいの自己負担額でレンタルできます
(1割負担利用者の場合)
重量のある鉄板が土台部分
そこから手すりが生えている仕組みです
土台部分がかなり重いので
手すりを握った際も簡単には動かず非常に安定感があります
・ソファの脇に設置 (イスからの立ち上がり補助として)
・廊下に設置 (安全な歩行の補助として)
・布団の脇に設置 (床からの立ち上がり補助として)
・玄関外に設置 (外出する際の移動補助として)
などなど
様々な場面で活用できる非常に便利な商品です!
ということで今回のブログでは
長年福祉用具の営業の仕事を続けてきた私の経験から
【ベッド・廊下など工事不要で手軽に使える!置き型手すりの選び方・種類・特徴】
というテーマでお話します!
ちなみにレンタル用手すりの種類と特徴については
下記ブログで取り上げていますので
こちらもよかったら参考にしてみてください👇
置き型手すりの種類
置き型手すりにはいくつか種類がありますので
簡単にご紹介すると
センタータイプ
土台の真ん中から手すりが生えているタイプ
特にこたつや卓袱台など床に座っている状態からの立ち上がり時の補助に向いています
サイドタイプ
土台の端に手すりがついているタイプです
ベッドやソファに設置して起き上がりや立ち上がり補助として使えます
(土台部分はベッドやソファの下に潜る感じで設置します
コーナータイプ
サイドタイプと同じくベッド脇に設置し起き上がりや立ち上がりの補助として使えます
コの字型の形状はサイドタイプとは違って
ベッド用手すりの介助バーと同じ役割を果たします
(特に立ち上がり時により前方を持てるので立ちやすいです)
ロングタイプ
長い手すりの形状で
特に廊下などの安全な歩行の補助として有効です
廊下が長いお家の場合ロングタイプを直列で複数台レンタルされる方もいたりします
屋外タイプ
ロングタイプの屋外バージョンです
雨風にも対応できるように特殊な表面加工がされています
手すりは住宅改修とレンタルどっちがお得?
このように多様な機種があって
非常に便利な置き型手すりですが
手すりといえば
介護保険の補助で住宅改修工事で対応することも可能です
では
手すりってレンタルと住宅改修どっちがいいの?
という疑問が湧く方もみえるかもしれませんが
答えとしては
場合によってどちらがいいかは分かれる
です
住宅改修工事の場合
基本的には一生涯で20万円までの工事は自己負担1~3割で済むのですが
なんせ20万円の枠は「一生涯」なので
安易に手すり工事で20万円を使い切ってしまうと
後から段差解消やトイレの洋式化など
違う工事をしたくなっても
全額自費になってしまいます
とはいっても
レンタルの場合は手すりは置くだけであり
工事に比べれば不安定だったり
見栄えもイマイチです
なので何を優先すべきかによって
レンタルか住宅改修工事か
どちらがいいかを決めていくのがいいかと思います
個人的には住宅改修の20万円枠は生涯1回きり!(条件によってはリセットされますが)
有効に使っていただきたいと思う派なので
手すりはレンタルでまかなえるものはレンタルで行く方がいいと思っています…
抱き合わせ商売にご注意を…
このような非常に便利な置き型手すりですが
私が日ごろ仕事している中で
ひとつ気になっていることがあるので
それもお話しさせて頂きます
気になっていることは何かというと
「自費ベッドと手すりの抱き合わせ商売」です
詳しく説明しますと・・・
要介護1以下の方は
介護保険で介護ベッドが基本レンタルできないルールの為(例外はありますが…)
福祉用具の会社は要介護1以下の方にも介護ベッドがレンタルできるよう
「自費ベッド」という各会社独自のベッドレンタルを行っています
各会社独自ということで
ルールも各会社によってさまざま
結構安価でレンタルできるので
軽度者の方のベッド導入でニーズは非常に高かったりします
しかし自費ベッド単体では儲けは出せません
どちらかというと軽度の利用者を自費ベッドで取り込んで
いずれ介護度が上がった(=状態が悪化した)際に
介護保険レンタルのベッドに移行してもらうのが狙いだったりするので
自費ベッド自体は赤字の仕事になります
そこで手すりを抱き合わせで介護保険レンタルとして導入することで
自費ベッドの赤字を少しでも挽回することができるため
手すりは自費ベッドとセットで借りてもらおうと
各福祉用具の事業所さんはあの手この手でPRしていたりします
その中で私が
それはあかんやろ!
と思ったのが
自費ベッドは無料で提供します!
ただし置き型手すりを介護保険レンタルしてくれたらという条件で!
というやり方でした
そもそも介護保険レンタルは
「公的な補助を使って必要な方に必要な商品をレンタルする」
という建付けのはずなのですが
このやり方は
まず自費ベッドレンタルありき
自費ベッド無料で提供するために
公的な護保険で手すりをレンタルする
ということで
順序逆やん!
という不信感が湧きました
未来の介護保険ベッドレンタルを獲得するために
自費ベッドを無料提供し
その為に公的な手すりレンタルを餌として釣る
というやり方は個人的には解せない気持ちです
ケアプランや福祉用具サービス計画書には
手すりレンタルの理由を
「自費ベッドを無料でレンタルする為に導入」
とでも書くつもりなのでしょうか…
できればですが
誰がどう見ても正しくまっとうな形で
福祉用具の導入は行われていて欲しいと思っている次第です
(きれいごと過ぎますかね???)
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました!
もしよかったらこちらもみてみてください!👇
●介護の三ツ星コンシェルジュさんのコラム
https://kaigo.jp/writer/entry/130/
●note
https://note.com/kaigoyouhin1
ではでは
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