介護度高い方も安全にお家で入浴【シャワーキャリー型スリングの使い方・注意点(移動用リフト)】
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こんにちは!
・抱え込んでの乗り移りは本人も怖がるし、介助する方も腰痛になってしまいそうで…
・本人も介助者も安心して移乗を行うにはどうすればいいの?
・リフト移乗でさらに入浴まで行いたい!
こういう悩みをもたれた方向けの記事です
今回は「吊り上げタイプのリフト」で使う「スリングシート」5種類
・シート型
・トイレ型
・ベルト型
・シャワーキャリー型
この中の
「シャワーキャリー型」のスリングシートについて
使い方や特徴など掘り下げてお話していきます
ちなみに移動用リフト全般については下記ブログで取り上げています👇
吊り上げタイプのリフトについて
吊り上げタイプのリフトって何?
という方のためにご紹介すると簡単にご紹介すると
吊り上げタイプのリフトは
・ベッドから車いす
・ベッドからポータブルトイレ
といった移乗を行う際に使うリフトのことです
リフト本体にはハンガーがついていて
ご利用者にスリングシートと呼ばれる吊り具を装着し
シートをハンガーに取り付けて移乗元から移乗先まで吊り上げて移乗させる商品です
無理して抱え込んでの人力移乗とは違い
ご利用者にも介助者にも体に優しい移乗を可能にしてくれる商品です
シャワーキャリー型スリングシートについて
シャワーキャリー型のスリングシートはほかのスリングシートと違って
かなり異質です
もっとも大きな特徴は
・浴槽に入る際はシャワーキャリーのイス部分だけが分離し
リフトでつり上げてお風呂に入ることができる!
ということ!
変わり種のスリングシートです!!
子供のころに合体するロボットが出てくる戦隊シリーズが好きだった私としては
「スリングシートが分離してイスのまま吊り上がる!」
このコンセプトだけで興奮してしまう商品です( ´∀` )
ちなみにシャワーキャリー型スリングシートは介護保険特定福祉用具購入の対象品です
売価は約20万円くらいですが
うち10万円の枠内では利用者負担割合1~3割の負担となります
シャワーキャリー型スリングシートの使い方
主なシャワーキャリー型スリングシートは下記の商品です
使い方としては
・洗い場でリフトのハンガーにシャワーキャリーのイス部分をひっかける
・イス部分と土台部分のロックを解除(イス部分が外れるようにしておく)
・リフトでつり上げる
・そのまま浴槽へ
・浴槽につかり終わったらまたつり上げて
・シャワーキャリーの土台部分にイスを取り付ける
👆【動画】「ミクニ マルチキャリー」使用例
メリットとデメリット
こんな変わり種のシャワーキャリー型スリングシートですが
メリットは何といっても
座ったまま洗い場で体を洗ってそのまま湯船につかることができること
ただしデメリットについてもお伝えすると
・ベッドからシャワーキャリーの移乗方法を別で検討しておく必要があること
(シャワーキャリー型スリングシートで移乗のすべてをまかなうことはできない)
・入浴後にベッドまで戻る際にお湯のしずくが動線にポタポタ・・・
(拭き取りの手間がかかる)
といったことも
湯船につかることはもうできないとあきらめている方にぜひ使ってほしい!
今回紹介したシャワーキャリー型スリングシートは
かなりレアな商品ではあるのですが
介護度が高くなり
家のお風呂の湯船につかることをあきらめてしまっている方に
ぜひおすすめしたい商品です
もう家のお風呂には入れない
なんてあきらめてしまっている方は非常に多いですが
この商品であれば
たとえ介護度が高くなっていても安心して湯船につかることができる可能性がある!
あきらめていたことができるようになることで
生活も張りのあるものになり
少しでもいきいきとした気分で過ごせるようになります
あきらめないで!!!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました!
もしよかったらこちらもみてみてください!👇
●介護の三ツ星コンシェルジュさんのコラム
https://kaigo.jp/writer/entry/130/
●note
https://note.com/kaigoyouhin1
ではでは
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