除圧やずっこけ座り防止!車いすにはクッションを必ず併用しよう!

車いす
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除圧やずっこけ座り防止!車いすにはクッションを必ず併用しよう!

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こんにちは!

・車いすで姿勢が崩れるのを防ぎたいけどどうすればいいのやら…
・車いす上で快適に過ごすにはどうすればいい?
・車いすに敷くクッションはどんなものがいいの?

こういう悩みをもたれた方向けの記事です

車いすは「車」+「いす」
超ざっくりに言ってしまうと
車いすとは
「車輪付きのイス」のことですね

ちなみに普段皆さんが使っているイスって
ほとんどが何かしらのクッション材が付いていると思うのですが
車いすのイス部分って
布地のハンモックシートで出来ていることがほとんどです
(特にクッション性もないイスです)

こんなクッション性のない車椅子のイス部分って
長時間座るには過酷なイスである事は
容易に想像がつくと思います

たとえば車いすから車輪を外してイスの状態にして
そのイスで一日座って過ごしてください
と言われたら

正直それはしんどいな…

なんて思ってしまうのではないでしょうか

もしくは
映画館のイスが全席車いすのイスで出来ていたら…

とにかく
車いすに使われているイス部分って
座り心地という部分では劣悪なイスである
ということをまずは理解して頂きたいです

せめて座面にはクッションを敷いて
少しでも座り心地の改善を図ってもらいたい!
と思っています

ということで今回のブログは
長年福祉用具の営業の仕事を続けてきた私の経験から
「圧やずっこけ座り防止!車いすにはクッションを必ず併用しよう!」
というテーマで
お話ししていきます!

ちなみに
「車いす」について書いた過去のブログも
ご参考いただければと思います!👇

 

車いすにクッションが必須な理由

福祉用具屋さん
福祉用具屋さん

車いすにはクッションが必要!

という話を冒頭でさせていただきましたが

ではクッションを敷かずに車いすを使うと
一体どうなってしまうのか
についてお話ししてみたいと思います

クッションを敷かずに車いすを使うとどうなるか?

私は過去に
「一日デスクのイスを車いすに替えて座って過ごす」
という試みをやってみたことがあるので
その体験に基づいてお話ししてみますと・・・

クッションも何も敷かれていない車いすに座ると
まもなくお尻とイスの接地面が蒸れて熱くなる感覚になります

しばらくするとシートとお尻の皮膚が引っ張られる感覚が強くなり
ものすごく不快な感じになります
(この感覚になるまでほんの20分程度)

一応この体験は

「自分自身で座り直しができないお年寄り」

という設定で体験してみたのですが
もうこの20分で耐えきれなくなり座り直しをしてしまいました

その後も
「皮膚の突っ張りで不快」→「座り直し」
を繰り返しして

福祉用具屋さん
福祉用具屋さん

思った以上にしんどい…

という感想でした

健常者の私は座り直しができるので
不快になったら一旦お尻をシートから浮かせて
深く座りなおすことができるのですが
これが座り直しが出来ないお年寄りの場合は結構最悪です

不快なお尻の感覚から逃れるためには
お尻を前にずらすしか方法がないからです

座って数十分経つ
→お尻が不快
→前にズレる
→さらに数十分経つ
→またお尻が不快
→また前にズレる
・・・

といった状態でどんどんお尻を前にずらしていくことになり
最終的には車いすから落ちそうになるのを車いすにしがみついて食い止めていたり…
そして更に悪いことに
車いすに必死にしがみつくことを繰り返すと
おかしな姿勢で体が固まってしまう姿勢の変形といった二次障害にもつながります

他にも前ズレ姿勢のまま長時間座ることで
お尻に床ずれが発生するリスクも高まります

ご家族さんがご本人を心配して

ベッドに寝てばっかりではよくないから
車いすを使って日中は座って過ごしてもらおう!

ということで車いすを活用していただく

このこと自体はとてもいいことだと思うのですが
車いすでの生活も座り心地の事をしっかり考えてあげないと
逆効果になってしまうことがあるので十分ご注意ください!

車いすについているクッションは有効か?

さてここまでは
「車いすに何も敷かずに長時間座る事のデメリット」
を書いてきましたが
ではクッションならば何でもいいのか?
ということについて私の意見を少しお話しさせて頂きます

結論から言わせて頂くと

福祉用具屋さん
福祉用具屋さん

ないよりはマシだが決してなんでもいい訳ではない!

です

例えば
実際に車椅子に家の座布団を敷いて使われているケースを時々目にします

まあ座布団は当然ですがクッション性はあるので
何も敷かないのに比べれば座り心地はいいと思います

しかしながら
座布団って基本大きいので
車いすの座面からはみ出してしまったり
無理やり座面に収めようとして
座布団がたわんでいたりして座りにくかったりすることも…

さらに裏地にすべり止めが付いている訳でもないので
ご利用者が姿勢を前にずらした際に座布団ごと前にズレてしまう可能性があります

短時間の使用であれば問題ないかもしれませんが
決して最善とは言えないと思います

また
最近では
車いすにクッションがセットで付いているものも増えてきました

車いすにクッションがセットで付いているってメチャ便利やん!

って思うかもしれませんが
車いすにセットでついているクッションは
どちらかというと簡易的なクッションです

なので
ヘタリも早かったり
底付きしてしまったり
こちらのクッションもどちらかと言えば気休め的な使い方になってしまう感じですね

車いすには車いす付属品のクッションの導入をオススメします

車いすには出来れば
介護保険レンタルの種目である「車いす付属品」の
車いすクッションの導入をオススメします

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圧分散効果があり
お尻に合った形状から長時間座っていても不快にならず
前ズレしづらいような形状の工夫が合ったりします

通常の車いすの料金に加えて
車いすクッションのレンタル料が月々200円くらい余分にかかることにはなりますが
上記に述べたような不都合や二次障害を防ぐうえでも
ぜひ車いすクッションを一緒に導入していただきたいと思っております!!

 

 

 

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました!

もしよかったらこちらもみてみてください!👇

●介護の三ツ星コンシェルジュさんのコラム
https://kaigo.jp/writer/entry/130/

●note
https://note.com/kaigoyouhin1

ではでは

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コメント

  1. じそう より:

    クッションは、クッション難民とでも言いたくなるような難しさがありましたね。10回以上は、いろいろなクッションを取っ換え引っ変え使ってましたね。
    とにかく、快適に座ってもらいたかったので、金に糸目はつけませんでした。

    • じそうさん
      コメントありがとうございます!
      クッションを10回以上も試行錯誤されているとは!でもそれくらい最適な座面にしていくことって難しいんですよねえ…
      私たち福祉用具専門相談員も一度の選定作業で満足するのではなく都度都度この設定で果たして合っているのか自問自答しながら最適なクッションを提供していく心づもりが大事だと再認識させていただきました
      ありがとうございます!

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